2008年11月21日金曜日

NTBackupで強引にP2Vマイグレーション@WindowsServer2003[自己責任注意]

物理サーバで動いている WindowsServer2003 でシステムの NTBackupを取りました、でそれを、VirtualServer で動いている WindowsServer2003 上でシステム状態ごとフルリストアしました。
 

さて、これ動かないですよね。でも NTBackup を取るときに物理サーバの設定を工夫すれば動くことがあります。
 
 

注意:この記事どおりにやったからと言って確実にうまくいくとは限りません、自己責任でお願いします

ちょっと参考リンクを。

Windows XP または Windows Server 2003 セットアップ後の HAL オプション
http://support.microsoft.com/kb/309283/ja


 

キモはこのHAL、物理→仮想のマイグレーションってこの辺いじってるらしいのでこれが通れば何とかなる。
 
あまり検証してないので仮説ですが、仮想PCのマザーボードは互換性のためアーキテクチャがとっても古い(VS2005なら440BXくらい)ものをエミュレートしてるらしいんですよね、ってことで新しめハードのHALをそのまま仮想に突っ込んだら動作しない、って事だと思う。
 
 

なので、NTBackup を取得する前に、物理サーバ上で デバイス マネージャのHAL オプションを仮想化後を想定したものに変更する必要がある。リストア先の仮想PCでHALオプションを見てみよう、多分違うはず。
 

ここで物理サーバのHALを仮想にあわせると絶対ダメ、物理側がおじゃんになる。
手順があるのでそれを踏もう。要は互換性重視で一番しょぼいHALを使おうと言うこと。

  1. まず物理サーバでHALオプションを「"標準 PC"、非 ACPI PIC HAL (Hal.dll) 」にする

  2. NTBackupで移行する

  3. ちゃんとOSが立ち上がってくるのでHALオプションを仮想PCでの元々の設定に戻す


 

晴れてPtoV、仮想化完了という運びになります。これはすごく楽、VHDの容量とか元のサーバを気にしないで良いし。
 
 

この強引な手段はマイグレーションとは言わないかもしれない。
最後にも言うけど、やってみるなら自己責任で、業務用のはやめておこうね。