2009年12月25日金曜日

CactiからWindowsの情報を、ありものだけでグラフ化してみる

cacti のグラフが美しいので、普段やらないWindowsのSNMPから情報をグラフ化してみた。
 
 


なんかcactiはネットワーク機器とLinuxを見るような印象だったが、有りものだけでWindowsの情報を結構取れる。
実際どのくらいとれるのか紹介しとこう。
 



Windows側で仕込み


Cactiたっぷり情報取るには、標準のSNMPに加えてサードパーティ製のSNMPプロバイダを入れるといい。


 

有料版・無料版とあって、無料版ではCPU,メモリと論理HDDなどのパフォーマンスカウンタの情報を取ってくれる。
 

mibで見るとこんな感じ、これは頼もしそうな項目。。
 
[caption id="attachment_1625" align="alignnone" width="515" caption="画像:mibブラウザより"]画像:mibブラウザより[/caption]
 

有料のはほとんどのパフォーマンスカウンタオブジェクトに対応している、開発しんどいし買ってもいいくらい。
 
インストール要件は簡単、Windows標準のSNMPさえ入れておけばOK。
サーバ側の準備はこれでOK。
 
 



CactiにWindows用のテンプレートを追加


まあ色々あるけど、とりあえず良い感じなのを2つ。
 

さっきの「SNMP Informant」で追加されたMIBをゴリゴリ取ってくるテンプレート。

※最後の方の発言からZIPをダウンロードしよう。
 

特定プロセスのCPU・メモリ使用量をグラフ化する、まあおまけで。

 


これらを添付の手順に沿ってサーバにUP&インストール。
データクエリはサーバの "(cactiパス)/resource/snmp_queries" に、テンプレートはCactiの管理画面から入れよう。
Cactiの準備もこれでOK。
 
 


じゃあWindowsの状態をグラフにする


ここまでの準備を元にホストテンプレート、デバイス追加してデータクエリを軸に「Create New graph」するという作業になるけど割愛。
ではありものをぺたぺた貼って、このくらいグラフ化出来るよというSSをどうぞ。
 

でっかいので注意してくださいねー
 
[caption id="attachment_1626" align="alignnone" width="150" caption="画像:大きさ注意グラフ(627 × 9067)"]画像:大きさ注意グラフ(627 × 9067)[/caption]
 

結構とれてるでしょ?今回SSの相手は『WindowsServer2008R2 x64』だったが、2003(確認済)や2000(らしい)もOKだ。
 
 


Cactiでカスタマイズは結構ややこしいのだが、手軽にこれだけの情報がとれるといいね。
 

2009年12月22日火曜日

VMWare ESXi はメモリが足りないと動かない

タイトルまま。
 
 

メモリを1GBしか積んでいないPCでVMWあれESXi4(メモリ要件2GB以上)を動かそうとしたら動かなかった。
 

インストーラが駄目だったので、「まあインストール時のチェックのみだろう、何とか回避してやろう」ト思い、DDで起動イメージをUSBメモリに突っ込んでみたが同じことだった。
結局『not enough memory』 って言われて止まっちゃう。
 
 

ホラ物理的な性能要件なんて、Windowsのインストーラみたいにさあ、テキトーにオプション渡せばスキップ出来ると思うじゃん、それが甘かったみたいで。
起動時のデバッグログをみると物理メモリのアドレスを直接何かしようとしてるみたいで、そりゃあしかたないかなと思ったもんだ。
 

しかしこの辺の融通の利かなさに、VMWare ESXi にはかえってハイパーバイザとしての職人魂を感じたね。
 

「うちは明石のタコ以外使わねえよ!」みたいな、安売りしないというか。
ちょっと違うかもしれないが...
 

はいはい、メモリ買ってやるから働いてね。
 
 

2009年12月14日月曜日

WindowsServerのサービスをSNMPで監視する

Windowsには標準でSNMPサービスが付いている、それを利用して特定のサービスが起動しているかどうかをチェックしよう。
 
 


タスクスケジューラは外部監視しかない


まず何故にいきなりSNMPで監視なのか、に触れておく。
 

私はよく定期的なサービスの監視を仕込んだりする、前に書いたASP.NETアプリケーションプールの監視もそうだった。
 

だがつい最近、タスクスケジューラが止まってるという馬鹿げた自体が発生した、これが止まると内部監視がほとんど止まるじゃないか!
原因とかはとりあえず後だ、こいつを見張るにはどうしたらいい?
 
 

内部監視であれば一定時間...1時間毎とかに生存をメールで通知するか?馬鹿な。止まった時にならない鈴に意味は無い。「そういえばしばらく通知が来ていない?」なんてトリガは存在してはならない。
常駐プロセスか?まずそれが止まるかもしれんだろうが。
選択は自ずと外部監視に限られる。
 
 


外部というとWMIで見る...135番ポートほかを開けるか?悪くはないんだが130番台にいい思い出をもつ管理者はいないのではないか、出来れば空けたくないだろう。
 

そこでSNMPを調べてみた、WMI関連のポートを開放するよりマシだろう。
結論を言って置けば、サービスの監視は可能だ、ただちょっと嫌な仕様だ
 
 


WindowsServerのSNMPの紹介


WindowsServerでSNMPを使うのは簡単だ、コンポーネントの追加とか機能の追加と呼ばれているやり方でセットアップしてやるといい。
 

[caption id="attachment_1616" align="alignnone" width="476" caption="画像:SNMPのRead許可"]画像:SNMPのRead許可[/caption]
 


トラップが送りたければ 『evntwin.exe』 などを立ち上げて通知したいイベントを設定しよう。
 
[caption id="attachment_1617" align="alignnone" width="618" caption="画像:evntwin.exeの設定例"]画像:evntwin.exeの設定例[/caption]
 

詳しくはやってないが、eventcreate.exe で動作確認をしてみた。ちゃんとトラップきてるでしょ?
 
[caption id="attachment_1618" align="alignnone" width="655" caption="画像:トラップテスト"]画像:トラップテスト[/caption]
 


SNMPの標準的なトラフィック取得、ホストステータス取得は出来るから、Cactiでパフォーマンスをグラフ化するなり、トラップでNagiosのパッシブチェックからアラートするなりしたらいい。
 
 

SNMPで取れるWindowsサービスの内容


ではSNMPクライアントから確認できるWindowsサービスについて。
 

WindowsのSNMPをセットアップすると、%SYSTEMROOT%System32\ の下あたりにMIBがいっぱいできる、その中のLanManager用のMIBにWindowsサービスの情報がある。
ファイル名は『lmmib2.mib』だ。
 

その中から svSvcName を取ってみよう、
 

svSvcName.6.83.101.114.118.101.114 Server OctetString
svSvcName.8.72.84.84.80.32.83.83.76 HTTP SSL OctetString
svSvcName.9.69.118.101.110.116.32.76.111.103 Event Log OctetString
--snip--
svSvcName.14.73.80.83.69.67.32.83.101.114.118.105.99.101.115 IPSEC Services OctetString
svSvcName.14.84.97.115.107.32.83.99.104.101.100.117.108.101.114 Task Scheduler OctetString
svSvcName.15.82.101.109.111.116.101.32.82.101.103.105.115.116.114.121 Remote Registry OctetString
svSvcName.15.83.101.99.111.110.100.97.114.121.32.76.111.103.111.110 Secondary Logon OctetString
svSvcName.16.67.111.109.112.117.116.101.114.32.66.114.111.119.115.101.114 Computer Browser OctetString
svSvcName.16.72.101.108.112.32.97.110.100.32.83.117.112.112.111.114.116 Help and Support OctetString
--snip--
svSvcName.37.65.112.112.108.105.99.97.116.105.111.110.32.69.120.112.101.114.105.101.110.99.101.32.76.111.111.107.117.112.32.83.101.114.118.105.99.101 Application Experience Lookup Service OctetString
svSvcName.40.87.105.110.72.84.84.80.32.87.101.98.32.80.114.111.120.121.32.65.117.116.111.45.68.105.115.99.111.118.101.114.121.32.83.101.114.118.105.99.101 WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service OctetString

 

Windowsで使われているサービスがずらずらと出てきたろう、その中で Task Scheduler のステータスを取るとしたら『svSvcOperatingState』を参照する。
 

svSvcOperatingState.14.84.97.115.107.32.83.99.104.101.100.117.108.101.114 active Integer
 

ほれ、アクティブだ。起動しているってことだ。
 
 


『svSvcName.14.84.97.115.107.32.83.99.104.101.100.117.108.101.114』 がなんでイコール『Task Scheduler』やねんと思うかもしれないが、それはOctetStringだからだ。
 

数字の最初の14は文字列長を表し、このあと14バイトの文字ですよーというのを表している。
そこから続く『84.97.115.107.32.83.99.104.101.100.117.108.101.114』はASCIIコードで変換してくれ...
 

ほら『Task Scheduler』になった、なったろ?
 
 



じゃあサービスの監視をしましょう


さて、サービス状態と思われる、『svSvcOperatingState』の取りうる値はこうだ。
 

svSvcOperatingState OBJECT-TYPE
SYNTAX
INTEGER {
active(1),
continue-pending(2),
pause-pending(3),
paused(4)
}

 


これの変化を取ればいいと思うじゃん、普通にscコマンドとかだとこのまま1-4のステータス取れるし。
1なら正常、2-4は異常として管理したい、したいんだけど。。。
 
 


それがさあ、サービス止めると消えちゃうんだよねこのオブジェクト。
このOID叩いても、何も帰ってこないというかそんなOID見つからないって言われるんだ、冗談きついぜ。
 

当然『svSvcName』のほうも空っぽさ、仕方ないからステータスがUNKNOWNならサービスが止まっているという情けない監視になっちゃう。
 

この仕様はいただけない、いただけないよMicrosoft。改善提案はどこに出したらいいんだい?
それともLanMagnagerではそうするって決まってたのかしら、それはちょっと。。。
 
 



まあ当初の目的は達成されました、この仕組みで立派にWindowsサービスの監視はできますと。
多少不本意ですがUNKNOWN拾ってアラート上げましょう。
追記:サービスの状態が変更されてからSNMPで取れる値が変化するまで2-3分かかる、監視対象によっては少しネックか。
 

まあどうしても外部から見たいのって、タスクスケジューラとファイアーウォールくらいかな。
 
 




追記:
「.1.3.6.1.4.1.119.2.2.4.4.16.2.2.1.2.1.2」なら全サービスが登録されている事を発見、こっちがいいのかも知れない。
だがOIDがサービス名に依存してないので、構成変わるとOIDも変わりそうでこまる。
むむ。。
 
 

2009年12月10日木曜日

地球温暖化とCO2に関係があろうがなかろうが、グリーンIT戦線に異常は全くな い

前々から各所でいわれているとおり、CO2で地球が温暖化しているという話はでっち上げだよねというお話が最近とくに活発なようだ。
 
だとすれば排出権購入は小遣いを配り歩いているようなもので、完全に確証も無いのになにやってんの(そもそも排出権てナニよ)。と憤ったりもするわけだがそれはまた、別のお話。
 
 

巷にあふれる温暖化対策などはだいたいエコという概念に集約される、エコね、エコがインチキなの?
化石燃料もったいないという意味ではエコはインチキじゃあないと思う、それは節約しよう是非。
 
 

さてグリーンIT、エコ的なものと混同されがちな(と私は思う)グリーンITは似ているようで異なる。
エコがなにやら色々なものを含有した得体の知れない概念に育ってしまったのと違い、グリーンITの実現により目指すものはただ1つ、TCO削減だ。
 

使う機器を減らし、さらにそれぞれの消費電力を減らしていくことで支出をおさえる。
「グリーンIT=環境保護」は桶屋が儲かる的な発想でしかなく、どこまで行っても企業の都合のはずだ。
 

グリーンITで環境問題に取り組むと本気でいう企業はなんかイヤだし、グリーンIT興味ないっていう所はコスト管理がずさんなのかなと思う。
ああ、宣伝目的で「グリーンIT=環境保護」のイメージを利用するのは全然OKだとおもいます、むしろしましょう。表現単位がCO2削減量だといつまで使えるか分からないですけど。
 
 

例外一点。グリーンIT向けの機器を作る側にとっては商売道具ですね。すごくいい技術の使い方だと思います。
 
 


温暖化が、CO2が、たとえインチキで嘘っぱちだとしても、グリーンITを一緒にしないでねという事を言っておきたかった。
 

2009年12月8日火曜日

PowershellでWassrの発言を取得(RSS)してはてなダイアリーに投稿する

というスクリプトを書いた、wassr結構早くログ消えちゃうみたいだしね。
ちょっと乱暴かつ適当な切り貼りをしたんだけど、元がどこだったか。。MSのサイトは結構みたな。
 

仕組み的には自分の発言のRSSを取ってきて、メールにしてはてなダイアリーに投稿する、というもの。
RSSでは20件しか取れないのでヘビー発言ラー向けではないが。
 

とりあえず成功してるもよう⇒http://d.hatena.ne.jp/sawano_hat/
 
 

これをWindowsのタスクに登録して、12時の鐘と同時に起動すればOKさ。
 

[sourcecode language='sh']
# wassr timeline sender
# 2009/12/07

[String]$wassrapi = "http://api.wassr.jp/statuses/user_timeline.rss"
[String]$wassrid = "自分のID"

[String]$smtp = "送信に使うsmtpサーバ"
[String]$port = "smtpポート"
[String]$to = "はてなのメール投稿用アドレス"
[String]$from = "wassr2hatena@example.com"
[String]$user = "SMTP認証ユーザー"
[String]$pass = "SMTP認証パスワード"


# HTTPリクエスト
$webReq = [Net.HttpWebRequest]::Create($wassrapi + "?id=" + $wassrid)
$webRes = $webReq.GetResponse()
$sr = New-Object IO.StreamReader($webRes.GetResponseStream(), $webRes.ContentEncoding)

# レスポンスのRSSをXML型の変数に
[xml]$content = $sr.ReadToEnd()


# 読み込みクローズ
$sr.Close()
$webRes.Close()

# 昨日の日付作成
[DateTime]$yesterday = (get-date).adddays(-1)
$body = "http://wassr.jp/" + $wassrid + "`n`n"

# RSSから発言単位でFroeach
foreach ($item in $content.rss.channel.item){

# 発言の日時を取得
$itemdate = [DateTime]$item.pubDate

# 発言の日時と昨日の日付を比較して、等しければメールボディに
if ($itemdate.Date -eq $yesterday.Date) {
$body = $body + ":[" + $item.link + ":title=" + $itemdate.DateTime + "]:"
$body = $body + $item.title + "`n"
$body = $body + "`n"
}
}

#サブジェクト作成
[String]$subject = "Wassr " + [String]$yesterday.Year + "/" + [String]$yesterday.Month + "/" + [String]$yesterday.Day + " の発言"

#メール準備
$mail = New-Object Net.Mail.MailMessage($from, $to)
$mail.Subject = $subject
$mail.Body = $body
$mail.SubjectEncoding = [Text.Encoding]::GetEncoding("ISO-2022-JP")
$mail.BodyEncoding = [Text.Encoding]::GetEncoding("ISO-2022-JP")

#メール投稿
$sc = New-Object Net.Mail.SmtpClient($smtp)
$sc.port = $port
$sc.Credentials = New-Object Net.NetworkCredential($user, $pass)
$sc.Send($mail)
$mail.Dispose()
[/sourcecode]
 
 

はてなほったらかしだったんで、とりあえず役目ができてよかったよかった。
 



追記:折角だから日付のところをリンクにしよう。
修正した。

2009年12月7日月曜日

rlwrap、リードラインラッパーでtelnetやsqlplusに編集・ヒストリを

普段からbashとか、普通に便利なシェルに慣れていると、BackSpace利かないとか、カーソルでヒストリ出てこないとかでちょっと困る。
 
 

例えばtelnetでメールしたいとき。
(※telnetのオプション次第でラインモードいけたような気もするが、覚えてないや。)
 


# telnet localhost 25
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.localdomain (127.0.0.1).
Escape character is '^]'.
220 sawalin01.sawano.local ESMTP Sendmail 8.13.8/8.13.8; Mon, 7 Dec 2009 00:20:05 +0900
ehk^H^H^H ←★バックスペースで消そうとする。
500 5.5.1 Command unrecognized: ""hk
^[[A^[[A ←★カーソル上でヒストリ出そうとする。

 
 

ほかにもsqlplusでOracleの管理したいとき。
 


SQL> show alll
SP2-0158: unknown SHOW option "alll"
SQL> ^[[A ←★カーソル上でヒストリ出そうとする。

(ノ^皿^)ノ彡┻━┻
 
 

こういう時にリードラインラッパーのrlwrapを使うとちょっと楽になる。
 

rlwrap経由でtelnetとかsqlplusを起動すれば、普段はキャラクタ単位でガンガン通信しようとするのを、行単位で送ってくれるようにしてくれる。
ついでにコマンド履歴をホームディレクトリにテキストで保存してくれるので、コマンドログも取れるしヒストリも使えるということのようだ。
 

こんな感じで起動すると、それだけでOK。
rlwrap sqlplus /nolog
一行入力するまで送信を待ってくれるので、BackSpaceで修正できるし、カーソル上で直前の入力内容を呼び出せる。
 
 

配布もとはこちらさん。
http://utopia.knoware.nl/~hlub/uck/rlwrap/
 

使っていこう、telnetにはどうするか考え中だけど、sqlplusにはエイリアスしちゃう。
ちなみにcentosでインストールするには、readline-devel が必要だったよ。
 
 

追記:virsh で使うのもいいな。

2009年12月4日金曜日

入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(3)

入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(1)
入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(2)
 

とまあ、実に色々な悩ましい事象が錯綜した結果、105キーのキーボードを使ってみようということで落ち着いた。
 

こういうキー配列の奴ね。
 





文字キー部分
テンキー部分

 
 

これも最初は絶対無理だとおもったんだけどねえ。
だってさ、カーソルポジションが飛ぶキーは凄く使うもの、それが丸ごとないんだ。
 
Ins、はまあペーストで稀に使うこともあるが使わないとしても、あとDel、Home/End,PgUp,PgDn どれも全部大事なキーだ、押しやすい所から去ってしまうのは非常に困る。。
 
 


燈台下暗し?自分的に


その日も色々悩みながら手元のフルキーボードを見る。
小さめのキーボードほしいけど、右のほうにはテンキーしかないんだよなあ。
 

テンキーっつうと。
 




















7
Home
8
9
PgUp
4
5
 
6
1
End
2
3
PgDn
0
Ins
.
Del

 

あ。
あるやん、必要なもの全部。
 
 


105キーは、NumLockを切って使え


フルのキーボードというのも初めて見てからずっとテンキーはNumLockして使ってきたが、よくよく見れば数字より大事なキーがいっぱい並んでる。
これは今までもったいない使い方をしていたんじゃないか。。。。
 

105キーの採用検討にあたって、フルキーボードとの差を91キーと比べてみたが、91キーはホームポジション基点で見れば右側に違和感がない、しかし実はマウスを基点としたときには105キーの方がフルキーボードに近い。
 

自分は右端のエンターキーを意外と使うのでその感覚が顕著な感じ。
 

それにNumLockを切るという使い方は普通のキーボードでも通用する、むしろ普通のフルキーでも積極的にそうすることでフル⇔105キーの移動の際に困る感覚を最小限に抑えられる(と思う)。
 

もちろん今回買った105キーはFnキーとカーソルの組み合わせでHomeなどの長距離移動はできるんだが、それだと癖が変わりすぎるのでなるべく使わない方向で。
 

ついでにいうとNumLockは切らなくてもShiftを押せばテンキーのところでポジション移動はできる。ただ、シフト+移動をするときに左右のシフトキーを両方押す必要があり、さすがにそれは嫌だし普通のキーボードで出来ない運指なので却下。
 
 

実に3回にわたってキーボードの記事を書いてしまったが、まあそれだけ考えてしまうほど入力デバイスってのは大事だということの裏返しかな。
 

おさらい、しばらく使うのはこれね。エレコムさんは製造終わらせないでください。
 
[caption id="attachment_1603" align="alignnone" width="300" caption="写真:エレコム赤"]写真:エレコム赤[/caption]
ELECOM の TK-U05FRD 。
 











 
 


あとパソコン工房の奴ね。
 
[caption id="attachment_1604" align="alignnone" width="300" caption="写真:パソコン工房のやつ"]写真:パソコン工房のやつ[/caption]
 

積んでるのはフルキーボードとの大きさ比べのため、だいぶスペースが省略できてなにより。
Elecomのと中身ほんと同じだとおもう。。。OEMかな。
 
 

しかしエレの赤はマットな質感+カナ無刻印なのがいいので後悔しない、他の色は手触りが普通だった気がする。
 

2009年12月3日木曜日

入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(2)

入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(1)
の続き。
 
 

自分の文字入力に影響が少ない範囲で省スペースのものを探すため考えてみた。コンパクトキーボードの夜明けだ。
 




キーボードをセクション分け、必要な部分を検討


キーボードって大体こんな感じだ。
 







文字キー部分
ポジションキー
部分
テンキー部分

 

文字打ちに使う部分、ポジションの移動やテキスト選択に関わるキーの部分とテンキーに分かれる。
 

ファンクションキーやらはまあ、ついてるものを前提に考えたいのでもう書かない。カーソルキーも同様に大体ついてるので考慮外。
 

ここから組み合わせを考えていったんだ。
 
 


文字キー部分+ポジションキー部分


基本のセットと変わらない使用感を保ちつつ、1つ削るとしたら筆頭に挙げられる組み合わせはこうだろう。
 






文字キー部分
ポジションキー
部分

 

テンキーを廃止、ポジション移動関連に使うキーのみあるモデル。これを使うのがベストだと思うんだよね。
 
これなら通常のキーボードに戻してもほぼ違和感なく使えるし、なによりテンキーに頼らず数字入力をやってればノートPCでも困らない。
 

計算とかのエクセル地獄がたまにあるが、そんな時もテンキー増設しちゃえばいいしね。
とにかくこの作りの物を探し、色々みつけたんだ。
いいと思ったぜ91キー!
 


















 

って高っ!
 

いや一個なら、まあ買ってもいいかもしれないなあという程度の物もあるが、複数購入を検討しているとなるとこりゃたまらん。。
 

ううむこれが理想だと思ったんだが、思いのほか価格の壁があったので無理だ。きっと需要がないカテゴリなんだろうな。
 
 



文字キー部分+テンキー部分


ということで残りの組み合わせ。
 






文字キー部分
テンキー部分

 

結論から言うとこれに落ち着いた、だって安いんだもん。
105キーというカテゴリだね。
 











 

これらELECOMから出ている物以外に、パソコン工房が全く同じものを出しており、それのほうがちょっと安い。
見栄えと表面加工はELECOMのほうがいいのでお好み。
 

結局俺は、職場用にELECOM(赤)を買った後しばらくして、自宅用にパソコン工房から1台追加で調達した。
 
 


ポジション移動用のキーがいつものところに無いって相当不便なんじゃないかと思いもしたが、そこは文字通り頭を切り替えて使ってみることで概ね解決する。
 

結構使いやすく、またフルキーボードに戻してもあまり違和感の発生しない使い方もあるということに気づいたんだ。
 
 

それはどういう使い方かって、もったいぶる必要もないんだけど、なんと105キーボード使い方のコツの記事に続く。
 

入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(1)
入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(3)

2009年12月2日水曜日

入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(1)

[caption id="attachment_1600" align="alignnone" width="320" caption="写真:105キーの..."]写真:105キーの...[/caption]
 


ある日(深夜)職場をたらたら歩いて、キーボードの持ち込みが結構多いことをつかんだ。
 
ふむ、確かに文字入力その他もろもろのため、入力デバイスに自分が気にいったものを使うのは道理。
自席に戻り手元をみると配られたDellのキーボード、きっと原価は300円くらいのものだ。これはもうちょっと考えてもいいんじゃないかと思った。
 
 


目的様々十人十色


一口に持ち込み、自分に合ったキーボードと言っても何を重視するかで選ぶものも変わってくるだろう。
大体みんなこんなもん?
 
 


  • 大きさ

  • 打つ感触

  • 特殊機能

  • 色・形

  • 流行・模倣

  • 価格


 
 

コダワリの職人気質HHKBもいれば、キーの押し下げがしんどいらしくパンタグラフ式にしているのもいる。タッチパッド・トラックポイント命というのももちろんありでしょうね。
 
 

で、自分は何を求めて探しに行ったかというと。

  • 普通のキーボードからあまり離れたものでなくて

  • 打つ感触はPC付属よりはちょっといいくらいで

  • 省スペースで

  • 安いもの




常に触るのが自分のPCならいいが、人のやつとかサーバの奴とか結構触るので、そのときあまり戸惑わないように普通っぽさを重視。
用はノートPCみたいにパンタグラフとか、キー配列が特殊なものは避けたいと。
 

で、そんな中でも省スペース指向のものがイイんだ。
 
なにせ机の上がすぐ物でいっぱいになるうえ、ネットワーク図とかをVisioで起こす前は必ず手で書いてみないと出来ないタチでよく『キーボードが邪魔でよける⇒なんか液体こぼれる』ということもある。
 
キーボード自体の取り回しがよければ動かすのも影響が少ない、動かさなくてもよいこともあるだろう。
 

そして何より安いもの。
新しいキーボードを気に入ったとして職場・自宅でそろえてごらん、まず2つ分の代金が必要になってしまう。どちらでも同じ問題を抱えているためだ。
その他経年劣化・お酒に付き合ってもらってしまい乾いた後にもべとつくなど、買い替え需要はそれなりにあるかもしれない。
 
 

と、だいたい自分の求めるキーボード像をまとめて、売り場に触れるキーボードがそこそこ置いてある梅田ヨドバシへ行った。
 
 


梅田ヨドバシで触った結果...


えー、最初行った時はこれだと思った。
というかこれは今でもかなりお勧めの一つ。ついでにいうと「タイムリー」ってところが販売代理店をしてるのかな、ヨドバシのはそうだった。
 

Solidyear ACK-230
 









 

省スペース指向、感触もソフトタッチでとてもいい、安いと3拍子揃っており、WEBで下調べした良キーボードの東プレだとか、ダイヤテックものと比べてもそんなに質に差があるように思わなかった(※使ってりゃあ違うんだろうがね)。
 

しかし値段と第一印象のギャップが大きかった上、知らないメーカーだったので帰ってゆっくり考えようとその場では買わなかった。
いやほんとに質感に比べて、安すぎると思ったんだよね。その後WEBで同キーボードの情報を見たが、やっぱり評判は良かった。
 
これにしようかなっと思いましたよしばらく。
 
 
 


しばらく考えて、大きさが今のとそこまで変わらないんではないかと思い始める。
スペースを削るならテンキー部分くらいは無くてもいいんじゃね?と思い購入を踏みとどまることに。
 
 

そして次のターゲットを探したんだ。
なんせ最初はフルキーボードしか見なかったから、最初からやりなおしさ。
つづく。
 
入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(2)
入力デバイス再考、コンパクトキーボードのススメ(3)