2009年1月17日土曜日

ITのウイルスも風邪のウイルスも気をつけよう

IT屋のはしくれである私が「ウイルス」と言い出す、コンピュータに妙な動作をさせて被害を与えるアレの話と見せかけた、ちょっとひねってるようで直球な話、長文注意!
 

ここ最近、通勤時など人混みに身をさらす用事では使い捨ての不織布マスクを装着している。
早い話が 風邪、インフルエンザ等、空気感染のウイルス対策をしているということなんだが、マスクのほかにも拠点に着いたら手洗いうがい、なんとなく体を払っておいたりと、気がつく範囲で対策に余念ないよう心がけている。
おかげでこの冬は 病気的な理由でで体調が悪かった事は(二日酔いと疲労を除いて)今のところ無い。
 
 

さて、 この辺から本題だけど、セキュリティが低下するといった意味で、コンピュータウイルスと人体に悪影響を及ぼすウイルスはよく似ている。
(そもそもコンピュータウイルスの語源だから当然ともいえるのか。)
好きこのんでセキュリティ勉強会(まっちゃ139等)に参加したりする身としては、やはり健康に起因するセキュリティ事故にも注意を払うべきだと思うわけです。
 
 

まあちょっと比較してみよう、まずは個人単位でのセキュリティ。

  • コンピュータウイルスで自分のPCがやられる
    →復旧作業に丸一日、業務に支障

  • 風邪ウイルスで自分の体がやられる
    →一日仕事休み、業務に支障


 

さらに対処を遅らせ無理して動かすと…

  • コンピュータウイルスはどんどん拡散・感染
    →周辺のPCに被害拡大、業務に大幅な支障

  • 風邪ウイルスは周囲に拡散・感染
    →体調不良者続出、業務にも結構な支障が



(※この辺は定義的にワームも入っている気もするが、まあこのくだりでは広い意味でウイルスとまとめてよいでしょう。)
 

どちらもやっぱり被害はでかい、今の時期に人混みでマスクしない(=自衛しない)のはまあ仕方ないけど、自らが咳をしているのにまったく無防備という方を見受けると、セキュリティの意識が低めなのではないかと思ってしまう。
 
少なくともウイルス撒いてそうなのがいたら身を守る手段、たとえばマスクなど持ち歩くほうが良いのではないかと思う。
 
 

コンピュータウイルスの影響は一部の業務停止から始まり、情報漏えいだとかによる会社の社会的信用低下といった副作用が直感的にわかりやすい、新聞沙汰もざらだし。
それを受けて、「なるほど気をつけるべきだ」というのは分かる、興味をもって調べる・対策を講じる人が多くなるのも自然でしょう。
 

ここでちょっと考えて、「なんで対策するの?」って話になった場合、やっぱり業務停止するのが嫌なんだったり、悪い影響が広がると後々面倒だということになる。
 

それはそのまま人体向けのウイルスにも当てはまると考える。
インフルエンザ感染しやすいウイルスが広まると学校は閉鎖、病院はごった返しとそれこそ社会的にどえらいことになるわけで、一社の信用が失墜するのとはまた違った意味で影響がでかいんですよね。
 
 

長くなったけども、情報セキュリティに気をつけると自負するならば身の健康もしっかり守ろう、ということが言いたかった、ウイルスが原因で体調崩すのは立派なセキュリティ事故だよと。これは大いに啓発したい、あとコンピュータのアレをウイルスになぞらえて表現した最初の人もリスペクトしたい、誰だか知らないが…
 
 

しかしここ数年で気づいた事で面白い事例がある、やや主観に基づいてるけど子供を生んだ母親は(大体)強い。ウイルスなんてへのカッパ。
ノロウイルスだ何だと父娘が苦しんでいても平気で面倒みている、あれらは少々特殊なのかも知れないなぁ、そのへん誰か解明してないかな。