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2008年12月26日金曜日

sendmail で リレーするメールの DATA 部分をログに記録する

sendmail を使っているメールサーバでちょっと調べ物があった。
 

取りあえずメールのヘッダを記録したかったので、 sendmail.cf にてログレベルをデフォルトの9から11 → 15 → デバッグの → 16 → 20くらいまで引き上げたが、エンベロープは記録されるものの、肝心のDATAの中身が記録されなくて困った。
 
 

何か別の手段はと思い、Manpage of sendmail を見たら物騒なオプションを発見

-X logfile
指定された logfile に、メーラに出入りする情報すべてを記録します。メーラをデバッグする際の最後の手段としてのみ使ってください。非常に大量の情報があっという間に記録されます。
Manpage of sendmailより


まあ行儀が良さそうなオプションじゃないな。
 

早速起動スクリプトのsendmail 起動コマンドラインに "-X /var/log/maildata" とでも追加して起動したところ、思い通りDATAの中身が丸ごとログに吐かれた。
 

これで"Message-Id:" や "Subject:" も確認し放題、もちろんメール本文もだ。
悪用厳禁やね。
 
 



追記:2009/4/9
姉妹ネタを作成、ログがでかくて困るという時にはこっちでも。
sendmail の .forward で、メールの任意の行をログに出力
 
 

2008年8月20日水曜日

OutlookExpress、WindowsMailでプロトコルログを記録する

メモエントリ
 
 

メール送受信のトラブルを調査する場合、メールクライアントのログも重要です。
Thunderbird、Becky! や Sylpheed などWindows標準でないメールクライアントは分かりやすい所にログの設定があるのでまあ分かるだろうとして割愛。
 
この記事ではWindows標準メーラーについて、WindowsXP以前の OutlookExpress 、Vistaから搭載の WindowsMail でプロトコルログを採取する設定をメモ。
設定箇所が分かりにくい上に、ログを気にするような人はWindows標準以外(前出のメーラ達)を使うので意外と知られていない気がする。
 
 

設定箇所


OutlookExpress または WindowsMail を起動して、
・上部のファイルメニューから[ツール] → [オプション]
・オプション設定から [詳細設定] → [メンテナンス]
と進む。
 
下画像のような設定項目が現れる、例は WindowsMail だが OutlookExpress でも見た目以外はほぼ同一。
 

[caption id="attachment_565" align="alignnone" width="500" caption="画像:WindowsMailでの設定箇所"]画像:WindowsMailでの設定箇所[/caption]
 

赤枠の 「□ メール」 チェックボックスを有効にするとロギングが有効になる。
保存先はオレンジ枠の「保存フォルダ(F)」で設定されている場所。
 

POPログ、SMTPログ と別々のファイルでできますが、ローテーションなどはしてくれないので調査が終わったら無効にしておくこと。