2009年2月6日金曜日

9arrows導入でつまづいた点をメモる

プロジェクト管理ツール 9arrows というのがあるという記事を見て興味を持ったが、手近に有効なメモがなかったので忘れないようにインストールしてみた。
 

CentOS5.2 に RubyGEMS が入ってる環境でつまづいた点をメモっておく。
 

rake でこけた


環境にもよるんだけどRubyからPostgres接続用のアダプタが入ってないので怒られた。
"Please install the postgresql adapter: `gem install activerecord-postgresql-adapter` (no such file to load -- pg)"
で、言う通りに"gem install activerecord-postgresql-adapter" とすると失敗する。
”gem install pg” でOK、これはメッセージで一応案内されているが。
 
 

Readmeに不備


"rake db:fixture:load" fixturesのsが抜けとる
Railsマスターならつまづかないんだろうけどさあ。
 
 

デフォルトユーザーに不備


これもReadmeの内容と言えるんだけど、 まずは"id:ninearrows , password:ninarrows" でログインできるとなってるけど入れない。新規ユーザを作ろう。
追記:DBを参照したところ、サンプルユーザは "9arrows@example.com" / "9arrows" だと思うんだ。
 
 

ユーザ名はメールアドレス


これは使用上の注意だけど、ユーザ登録の際にアカウントとメアドを入力するけど、次からログインはメアド+パスワード。
 
 
 

なんだかのう。推奨されている?(チェックアウト先)ディレクトリ名も "9arrows-read-only" と妙な感じ。
 
とまあやっと使えるようになったが、標準のWebrick起動スクリプトを指示どおりに実行すると、デーモンでも何でもなく3000番街受けのWEBサーバアプリが動く、ログは標準出力へ。
 

…しかたない、apache2.2 + Phusion Passenger(mod_rails) で動かそう。

Apache上でサブディレクトリを切って使うときの設定


サブディレクトリ"/9arrows" で動かすために マニュアル4.3のとおり "/usr/local/9arrows-read-only/public" のリンクをつくって RailsBaseURI で "/9arrows" 指定と。所有者 root ではPassengerは動かないから変えて。
バーチャルホストはしなかった。
 

Apacheコンフィグにひと工夫


9arrows の実行ファイルが"*.cgi" だからなのか? 500番エラーで止まる。
ディレクトリのディレクティブを切って、.cgi を removehandler, OptionsをNone にしたらよくなった。どっちかというとハンドラかな?
 

development と production


database.yml の設定なんだけど、9arrows はデフォルトで development を使う、READMEの設定指示もそこまで。
Passenger は production を使う、Apache側で RAILS_ENV をdevelopmentにするか、database.yml の設定を両方同じにするか。
というか何でdevelopment なんだろう?
 
 
ともかく完了、Passengerのデバッグ出力がなかったらもっと解決に時間がかかったかもしれない。
 
 
 

しかし似たようなところで、Redmineのインストール手順なんてやたら手厚い感じがしたなあ。
9arrowsも中身よさそうなのに、導入支援が添付のREADMEだけなのはいただけないんじゃないのかな。